グローブのサイズ違いは純粋な等倍ではない

あるシリーズのグローブを2サイズ取り出したとき。

たとえば20のサイズ、22のサイズがあったとします。

その2つを見比べると、ただ単純に20のサイズのグローブを1.1倍に拡大しただけではないことに気がつくでしょう。

 

一昔前は、メーカーはあるシリーズのグローブを1つ設計し、そのままの型紙を拡大、縮小してサイズ展開をしてきました。

最近ではそうではなくなってきたように感じます。

 

手の小さな人と大きな人では、指も太さも手の厚みもすべて同じ比率でなりたっている、なんて考えられません。

具体的には、手首の周りや手のひらの周りはある程度手の小さな人でもそれなりに厚みがありますし、手の大きな人でも、必ず比例して大きくなるかというと、それほど大きくもなっていきません。

ですので、あるシリーズ1つに対してサイズごとに設計しグローブを製作している。

一言で言うと、それだけ手間がかかっている、ということです。

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