別の業種の方とお話する(させてもらえる)機会が増え、やはり思うのがオーダーメイドであるメリットとデメリット。
たとえばカバンなどを取り扱うお店では、世の中に星の数ほどあるカバンの中で「欲しいなあ」と思うデザインのものは、探せばきっとあるはず。
なのにあえてオーダーをする(作り手側ならオーダーしてもらう)ということはどういう気持ちなんだろうか。
そして、そうやってせっかくオーダーしていただくのなら、その気持ちに応え、期待以上のものをお客様に提供したい、と思うわけです。
どういう気持ちか、を考えてみると、自分が思うに
・その希望のデザインのものが見つからなかった。または探すのに疲れた。
・近いものはあるが自分の体格にあわせて大きく(小さく)したものが欲しい。
・(特殊な例ですが)持ち込みでこの素材を使ってほしい
という、その品物自体にたいする要求があると思います。
では、その希望がかなうのなら誰が作ってもいいのか。それは違いますよね。
つまり、
・この人に作って欲しい!
というのが実は一番大きな理由なんじゃあないでしょうか。
こうなってくると、誰でもいい、というわけにはいきません。
作り手とお客様との関係が、信頼し合っていてかつ、好みや雰囲気が一致しているという、そんな相手だからこそオーダーしようっていう気持ちになると思います。
当社でのオーダーメイドゴルフグローブは20年以上の歴史があります。
その間、書面だけのやりとりの方もいれば、直接来社してご意見を伺ったお客様もいます。
その長い付き合いというのが、上で言う信頼というものならば、こんなにありがたいことはありません。
その甲斐あってか、プロのゴルファーの方の間でも人気が出てきているようです。
やはり、長く続けなければ実を結ばないことだと思います。
続けるだけでなく、研究し続ける、が正しいですね。
お客様からの意見を上手く反映させていければと思います。