当社のグローブに使用している生地は大きく分けて2種類あります。
羊皮を使用した高価なグローブと、機能性を重視したマイクロファイバーのグローブです。
821シリーズや、661シリーズで使用しているマイクロファイバーは、一般のゴルフショップで売られている「合成皮革」のグローブと比べると少しゴワゴワして、厚みがあるように感じられると思います。
この生地は0.75ミリ前後に仕上がるように調整をしていますので、実は厚み自体には市販のものと大差ありません。
ただ、生地の編み方や成分にハリを持たせているため、同じ厚みの生地に比べると固く感じられると思います。
なぜそんな固い生地を採用しているのか、というのが今回のテーマです。
まず、別に硬い生地がいい、と言っているわけではなく、ただ単にこちらが望んだ要求をクリアしたらこの硬さになった、というだけのことです。
要求した機能性というのは、
・グリップ力の要になる摩擦力を持たせること。
・できるだけ生地が破れず長持ちすること。
・買ったときの生地の性質が使用しても変質しないこと。
・水や汗で生地が弱ってしまわないこと。
など。
このあたりを突き詰めた結果が、このマイクロファイバー生地になります。
まだ、この生地を触ったことがない、という方はカタログと一緒に生地の端切れをお送りしていますので、是非カタログをご請求ください。