お盆休みは工場が休み、というわけで普段騒がしい機械の音やラジオの音なんかがぴたっと止んだ状態になり、いつもの工場なのに違う場所のような不思議な雰囲気で過ごすことになります。
しかし、普段フル稼働している機械が止まるタイミングなんてそうそう無いので、こんな機会でしか出来ないこともたくさんあります。
ミシンは、普段10台以上常に誰かが踏んでいる状態なので、ろくにメンテナンスもできていなかったりします。
こんな時こそ、普段できないメンテナンスをしてあげるのが良いでしょう。
カバーを開け、飛び散ったグリスのカスを拭き取り、洗浄剤でいったん綺麗にした上で新しいオイルとグリスを差していきます。
針周りや消耗品のパーツも、時期がくれば交換します。
そしてモーターのきしみやテーブルのネジのゆるみも同時にチェックします。
モーターの固定が甘いとテーブルが振動して縫いにくいだけでなく、下のフロアに「ブーン」という振動音が聞こえてきます。
このようなメンテナンスを10台やれば、もう1日が終わってしまいます。
しかし、そんなメンテナンスをしてあげることで、また今日から元気に仕事をしてもらえるわけです。
人間同様、機械もリフレッシュさせてあげないと、ですね。
(こんな形のミシンも使っています)