弊社のグローブは市販のグローブに比べてどちらかといえば指が短めにできています。
これにはちゃんと理由があって、
- 市販のグローブが指が長めに作られているため、相対的に短く見える
- グリップした時の邪魔にならないようにするため
と、いうわけなのです。
①は、そのまま。
市販のグローブは、設計段階で長めに作られていることが多いです。
これは、指の長さがひとりひとり違うのを考え、長いほうで統一して設計しているためです。
本当の平均値でグローブを設計してしまうと、50%の方にとってはグローブより自分の指が長く感じる結果になり、買ってもらえないためです。
弊社のグローブはオーダーメイドで指の長さの実寸をとっているのでこの点は大丈夫でしょう。
②は、これが難しいところでもあり、こだわりのところでもあります。
「手にフィットしているな」と感じるには、手に着けた時に指の先もぴったり、指の又もぴったり、という状態に思われがちですが、実はそうではありません。
指を曲げてグリップするときの形にしてみてください。
パーの時とグーの時とでは、(実際には指の長さが変わるわけではないのですが)感覚的に指の長さが変わってきます。
もう少し突っ込んで話をするなら、指の背中側と内側を分けて考えます。
指を伸ばした状態のとき、指の背中側では関節で皮膚が余っている状態(=指が短い)になります。
逆に指の腹側では、関節の皮膚も伸びてピンと張った状態(=指が長い)になります。
次に指を曲げるとどうなるか。
ちょうどさっきと逆のことが起こります。
指の背中側は皮膚が伸び、また指の内側ではシワができます。
グリップをしたとき、というのは当然グーの形です。
しかも、グリップを握る動作は指の内側を使います。
ですので、指を握った時にちょうどいい具合である、というのが一番大事になります。
グーの時にちょうど良い、というのは指の内側では指が短くなっている状態です。
そのままパーにすれば皮膚が伸びて指は伸びるのですが、グローブはそのままの長さです。
感覚的には「ちょっと指の股が浮いてるなぁ」と感じるぐらいになります。
本当にフィットしているグローブは、指を伸ばした状態では指の股が足りないように感じる(指先は絶対にフィットしていなければいけません)ぐらいがベストです。
弊社のグローブは着けた時はほんの少しだけ指の股が浮いているように感じ、曲げたときにちょうど当たるようにできています。
ただし、ここらへんは好みの部分もあるので、100人が100人とも指の股を浅めに作った方がよい、とも言いきれません。
指の股もしっかり当たるぐらいのほうが気持ちがよい、というのであればもちろんそのように作ることもできます。
しかし、私や社長やモニターを受けてくださった方は、概ねこちらのほうが実践的で良い、と意見をいただいております。
お店でグローブを選ぶとき、ぜひここを気にして選んでみてください。