きっかけは、自分仕様のオリジナルモデル
通常の822スタンダードの白は使い勝手もよく見た目もシンプルなので、一番多くご注文いただいております。
そんな中、糸や副資材を変えたアレンジバージョンを自分専用で作って実際に使っていたのですが、
マジックテープの革も白、刺繍糸も白、縁取りも白という全部白のアレンジがシンプルながらとても出来が良く、周りの友人や仲良しの選手の方やプロの方が次々にこの仕様を指定して注文をくださいました。
そんな一部の人向けのモデルだったのですが、このまま裏メニューにしておくのはもったいないということで、刺繍糸を白の中でもオフホワイトを新たに発注し、
刺繍を入れる革も余りものの白革ではなく、強度と見た目を重視したタイプの革を選んで発注し、ようやく公に発表することができるようになったのです。
古き良き昔のグローブをイメージ
この革と糸を使うと、遠くから見ると飾り気のない真っ白なグローブで、近くで見るとなにかマークが入っていることに気がつく。よく見てみるとオーナーの名前が読める。通常の822ほど刺繍が目立つわけではありませんが、上品さをキープしつつさりげなくオーダーメイドを主張するタイプのグローブになりました。
きっかけはほんの小さなアイデアだったのですが、それがここまで大きく膨らみ正式なラインナップへと昇華したのでした。