どの職種でも、職人さんというのはすごい

最近、同時進行でおもしろそうなプロジェクトが進んでおります。

洋服のデザイン~製作をほぼ一人でされている工房さんとのお話や新しいデザインで全く違う方面の方をターゲットにしたグローブのお話、そして、企業様向けのPR用にも使えるアイテムのお話などなど。。。

一個ずつちゃんと形にできるよう、がんばります。

 

思うのは、餅は餅屋、という言葉の通り、その専門の方ってのは凄いな、ということ。

例えば、上の洋服の工房さん。兵庫県は高砂市のseed one styleというお店なのですが、アパレルの分野はとにかく生地の種類が多い。

何百種類という生地を見て触って、あ、これだと思う物をチョイスして頭の中でイメージを大きく膨らませて、デザインを作る。

この作業、文章にするとほんの一文ですが、実際にできますか??

経験と、好奇心となによりも、好きな物を作りたいという気持ちがあってこそ。

これって、専門の方以外の人がマネをしようとしても、ちょっとやそっとじゃ追いつけないんです。

お話をしているときも、そうなんですか!と感心しっぱなしです。

小一時間話をするだけで、おなかいっぱいになるほど勉強になることばかりです。

 

そうなるとグローブの専門家として自分はどうなのか、ということ。

空き時間を使って、生地を裁断し本縫いをしてみては、まだまだ世に出せるもんじゃない、とダメ出しを受け、できあがった(縫い上がった)グローブを見ては、コツを盗み、そしてまた縫ってみる。

そもそもミシンの腕も実際に縫ってもらっている職人さんにまったく太刀打ちできません。

これらが当たり前にできる職人さんというのは、今の世の中貴重だなぁと感じます。

その技術こそ財産。ノウハウを蓄積してくれている職人さんこそ弊社の命なのです。技術の共有、ノウハウを次世代まで受け継ぎ、さらに一歩でも進化をさせていけば特別なグローブができるんじゃないかな、と思います。まだまだ修行修行。。。

ちなみに、縫製の技術以上に、生地を裁断する加減も大きなポイントです。

通常なら平らな台に生地を積み上げ裁断しますが、うちの裁断の職人さんのやりかたはちょっと違う。

生地を1枚置いて、横に注文用紙を置く。指の長さ太さを確認し金型を調整しそして裁断機にかけます。

1枚のグローブのパーツを作るのに、とっても時間がかかってしまうのです。

(この注文用紙の手の型が正しく描けていることが前提にありますので、手型を取る方の責任も少なからずあり、つまりはお客様と私たちとの合作でグローブが作られている、という認識で作業をしております)

そんなグローブ、まだ未体験の方は是非お問い合わせください。

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